2008/10/31

ピンチを乗り越えた歴史に学ぶ

最近、『三国志』が話題になっていますね。TVや雑誌、インターネットなどで目にすることが増えました。「週刊ダイヤモンド 10/25号」(弊社刊)でも、『三国志』について触れています。『三国志』を映画化した『レッドクリフ』の公開が11月1日と迫っていることも、注目を集めている要因の一つでしょう。

当編集部でも、三国志関連の書籍を発行する予定です。歴史には、ピンチをチャンスに変えるヒントが詰まっています。しかも、それは長い年月のあいだ、淘汰を経て受け継がれた戦い方のエッセンスでもあります。自身の未来を知るために、また今の仕事でより大きな成果を得るために、歴史は格好の素材です。

『三国志』の戦いでは、勝利した者たちに必ずしもふんだんな経営資源があったわけではありません。『レッドクリフ』では曹操軍、戦艦2000隻、兵士80万の大軍に対して、連合軍はわずか5万の兵士で臨みました。兵力の数字については諸説ありますが、両者の兵力に差があったことは確かです。それでも、策を練ることで勝利を手にすることが可能になります。勝者は何に着眼し、どう戦略を組立てていったのか。そこにはビジネスに応用できる部分が多数あります。本書は勝つための、そしてピンチをチャンスに変えるための思考方法を鍛錬する一冊になると思います。

とはいえ、赤壁の戦いは西暦208年、ずいぶん昔の話です。これを今の時代に置き換えた戦略とはどのようなものでしょうか。そこで、今回の書籍では「ランチェスター戦略」を用いて解説しました。もともと、ランチェスターの法則は第二次世界大戦などで適用された経緯があります。一見、数式が並び、難しそうですが、実はシンプルな法則です。これを応用し、組み立てたランチェスター戦略について、じっくりと紹介していきます。

ランチェスター戦略の個々の考え方を理解していくと、実は現代の経営理論と通底する部分があることに気づくでしょう。現在、たくさんの戦略論が存在します。これらは、ときにトレードオフの関係にあり、場面によって使い分ける必要が出てくることもあります。従って、多くの理論を理解しておくことは、自身の判断における選択肢を増やすことに繋がります。本書ではマイケル・ポーター、ゲイリー・ハメルなど、関連する多数の理論をも紹介し、さらに理解が深まるようにしています。加えて、企業での応用例を解説することで、理論を実践するにあたっての着眼点が理解できるようになっています。

著者の詳細は後日。少しだけ紹介すると、二人共著で、一人は幼少から『三国志』を読んでいた、しかも縁の地を歩いたこともあるという方。もう一人はランチェスター学会員、ランチェスターに詳しい人。この二人のコラボレーションによるものです。

そして、もう一冊、こちらとは別に営業の本も出す予定です。本の内容は別の機会に紹介します。どうぞご期待ください。(岩崎 卓也)
posted by ダイヤモンド社 at 06:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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