2008/08/26

ノキアの携帯電話大転換への備え

今号(2008年9月号)に「ノキアのR&D改革:革命に備える」というインタビュー記事が掲載されています。こちらはノキアのボブ・イアヌッチ氏に対して、HBR本誌のアンドリュー・オコネル(アソシエート・エディター)がインタビューしたものです。

イアヌッチ氏はノキアのCTO、技術に関する総責任者です。ノキアは製紙会社として出発した企業で、ご存知の通り現在では携帯電話メーカーとして世界トップクラスの企業になっています。イアヌッチ氏によると、携帯電話業界は間もなく大転換を迎えるといいます。そのために、ノキアは何に力を注ぐのでしょうか。

イアヌッチ氏はIBMのR&D責任者を務めたこともある方です。インタビューでは
〈IBMで学んだことの一つが会社の「遠い未来」に大きな影響を及ぼす可能性のある分野の基礎研究に投資する重要性です〉
 と語っています。これから訪れる携帯電話の大きな変化に備えるには、基礎研究を大事にすることが重要。組織体制も含めたR&Dの改革に乗り出すのだといいます。

インタビューの中では、新しい技術の例として、携帯電話をセンサーとして利用することをあげています。私たちはインターネットの検索では、文字を入力し、検索ボタンをクリックして検索します。新しい技術によって、文字入力の部分を携帯電話のカメラで写した画像を利用することが可能になるといいます。例えば、ショー・ウインドウに飾ってある商品を携帯電話のカメラで写す。その画像で検索をかける。すると、その商品に関する情報が画面に表示される、といったことができるようになる可能性もあるのだと語っていました。

即効性のあるデベロップメントの活動と、いつ成果が出るかわからないリサーチの部分をどうバランスさせていくのか難しい問題です。が、成長しているトップ企業のCTOが新しいイノベーション活動の話をすると、夢がかきたてられるような気持ちになります。(岩崎 卓也)

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posted by ダイヤモンド社 at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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