2008/04/02

ジェネレーションYが求めるもの

前回、若い世代に価値観の転換が起こっていることを書きました。ジェネレーションYは勤務時間、ワーク・プレイスで縛られず、自分の好きな時間帯に好きな場所で、高いパフォーマンスを追求するほうが良いと思っているのです。

ジェネレーションンYはなぜこのような考え方をするのでしょうか。それは彼ら彼女らにはジョブセキュリティへの意識が高くないことがあげられます。自分が会社をクビになったらどうしよう、といった不安が上の世代よりも少ない傾向にあるのです。20代でポータブルなスキルを持って、会社の居心地が悪かったらさっさとやめれば良いという価値観があります。私たち、ジェネレーションYより上の世代では20代のうちにポータブルなスキルを身につけようという意識は強くなかったような気がします。もちろん、人によって、組織によって異なるでしょう。

先日、一橋大学に行ったとき、こんな話を聞きました。日本企業に勤める30代の中には、自分の仕事について説明できない人が多いというのです。20代のうちにチャンスを与えられ、それをこなし、自信を持って次のステージに向かうトレーニングを受けていないというのです。
時代はジェネレーションンYの世代に移っていきます。変化に合わせて何をすればいいのでしょうか。
例えば、在宅勤務を取り入れることで、より時代に合致した制度になるのなら進めればいいと思います。なぜ、企業は行わないのでしょう。一部、実施している企業がありますが、完全な在宅勤務ではなく事前申告制にしています。何か足かせをしないと、社員を管理できないという思いがあるのでしょう。

2007年11月号『一流の経営』でブラジルにあるセムコという会社を紹介しました。その会社のCEOが言います。
「一部の不正をする人のために、残りのまじめな人が割りを食う制度を作ることはナンセンスだ」
私はまさにその通りだと思います。前回も書きましたが、ジェネレーションYの価値観に照らすと、人事制度も変わる必要があると思うのです。(岩崎 卓也)
posted by ダイヤモンド社 at 08:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 記事
この記事へのコメント
私も在宅勤務経験者です。
在宅勤務の導入はこれからの少子化日本にとって必要不可欠な制度です。既婚女性、または老人や子供を持つ家庭にとって基盤である家族の面倒をみながら仕事をしてくことはとても負担が大きく現在の制度では結局 女性が仕事を辞めるかパートにて生計を助けながら生活をしています。  若い世代にかかわらず本人が落ち着いてきちんと仕事のできる時間帯に仕事をさせることは能力を最大に引き出す上でも有効な方法でしょう。
また家庭の諸事情のある社員には家庭環境を理解しそれにそった形で本人がやりやすい仕事を与えることでモチベーションや会社に対する忠誠心も上がるはずです。
家族のことは誰にとっても深刻な問題でありそれを理解し制度に反映させていく人事の取り組みは素晴らしいと思います。
Posted by michan at 2008年04月02日 16:44
michan さん

コメントありがとうございます。
michan さんは在宅勤務経験者なのですね。
私の知り合いにも在宅経験者がいます。
働くならば、自分の持っているものを最大限に活かせる仕事をしたい
と思う女性は少なくないと思います。
とはいえ、小さな子どもがいる家庭では
母親が残業をしていたら保育園のお迎えには間に合いません。
そこで、最も適したワーキング・スタイルが在宅勤務ということになるわけです。
このようなケースに対しては「怠勤管理」なんて意味のないものに思えます。
Posted by ダイヤモンド(スタッフ) at 2008年04月04日 21:59
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