失敗の経験は時間とともに薄れていくものです。誰かが同じ失敗を犯してしまう。そんなことが経済、組織においても必ずあると思います。先日、不動産関係者から聞いた話によると、最近、資産運用で住宅を購入する人が多くなったといいます。夜、大きなマンションに足を運ぶと、電気が消えているのです。
資産運用という名の下に、億ションを売り込んでいますが、いずれ限界は来るだろうという声を耳にします。都内のマンションはそろそろだぶつき、バブル経済のときに近いことが起こりそうになっている気配もあります。
実は、このバブル経済の繰り返しともいえる事象を推進しているのは30代だそうです。「バブルを知っている世代のヤツはダメだ」と口にする30代もいますが、今度は自分たちでバブル経済のときと同じようなことをやってしまう。歴史は繰り返すのです。
会社も同じです。20年くらい経って忘れた頃に、同じ間違いをする人、同じ成功をする人が出てくるのです。天才は忘れた頃にやって来るといいます。組織の中にも、成功失敗のサイクルがあるのです。
サブプライムの問題はそれ自体で日本の金融に問題を提起しています。日本の金融が遅れていたから傷が小さかったと言う人もいますが、個々を突き詰めていくと、金融のシステムについて、キリがなく意見が出てきます。
話を聞いて言えることは、人は反省しないものだということです。バブル経済のときと同じ商習慣、購買習慣が出てきているのです。運用利回りの良いものやリターンの高いものを求めて行ってしまう。株は今、不安定ですし、不動産のほうが安心だということで、お金のある人は不動産に投資してしまうのです。人というのは、誰かが儲かっていると聞くと、同じ方向に行ってしまいます。これは江戸時代からずっと今でも変わらないことのようです。(岩崎 卓也)
2008/03/19
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