2007/09/19

価値の上がるものにお金をかけたい

私は住む家は「賃貸」にしており、購入していません。恐らくこれからも購入しないでしょう。もちろん、これは私個人の考え方によるもので、借りるか買うかどちらが良いのか断定できるものではありません。私が購入に踏み切らないのはリスクの大きさが理由としてあげられます。中でも一番大きな理由は地震です。正確な地盤情報はハッキリとわからないものです。自分が購入した土地が実は地盤がゆるい、といったことが万が一明らかになる可能性もないとはいいきれないのです。そのほか、病気になり寝たきりになってしまうなど、支払いができなくなるパターンがいくもあります。保険加入によって保障される部分もありますが、保険金が思ったよりも少ない、支払われないといったことを考えるとやはりちゅうちょしてしまいますね。

賃貸住宅に住んでいるもう一つの理由は資産価値が下がっていくものに対して、ローンの返済をしていくことに抵抗を感じていることがあります。何千万円ものお金を利息として払うのなら、他のものに使いたいのです。そういった意味では、ローンを組まずにキャッシュで家が買えるのならば、私は分譲マンションを購入するかもしれませんね。

そもそも日本の住宅取得とアメリカとでは感覚が随分違います。アメリカは住宅を購入したあと、転売したときに価値が上がります。日本では土地そのものは買ったときの価格よりも高く売れることはありますが、建物は年々価値が下がっていきます。
アメリカでは庭の手入れをこまめにしてお花を植える、良い家具を入れる、お風呂をリフォームするといったことを施すと上モノの価値が上がっていく場合がよくあるのです。日本のように転売したときに建物の価値が必ず下がるようなことはありません。マンションを買って住み始めたら、その時点で2〜3割評価額が下がってしまいます。土地の価格が上がった場合、マンションの価格が買ったときよりも高く売れることはありますが、あくまで居住部分は価値が下がるというのが日本の考え方です。

ただし、ヒトは買い物が好きです。何かを手に入れると幸せな気持ちになります。ですから、家を買うということは単に損得だけで判断できない部分があることも事実ですね。とはいえ、やはり私はリスクを考えると住居は賃貸でいこうと思っています。(岩崎 卓也)
posted by ダイヤモンド社 at 12:39| Comment(2) | TrackBack(1) | 記事
この記事へのコメント
建物の資産価値が下がるのは事実。
でも家賃というものは、それでも家主が損をしないような水準になってると思いますよ。
Posted by ホモサピ at 2007年09月24日 16:19
ホモサピさま

>家主が損をしないような水準になってる
>
まさにその通り! 賃貸も分譲もお値打ちのものから割高なものまでいろいろとあるので、個々のケースで比較する必要があるかと思いますが、少なくとも家賃には家主の利益が含まれていることは確かですね。
その「貸主に対する利益の支払」と「リスク(地震による崩壊、自分が病気になるなど)+住宅ローンの支払利息+その他維持費等」を比較した結果、長期的に見るとリスクを取らないと判断したのが岩崎の考え方だと思います。これは家族構成や住む場所、住む家に対するこだわり(美築、ロケーションなど)、職業によって、一人ひとり考え方が違ってくるところですね。
Posted by ダイヤ at 2007年09月26日 09:19
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Tracked: 2007-11-25 11:56