2006/08/04

次期CEOを指名する前に

ハーバード・ビジネス・スクールにはリーダーシップ・ディベロップメント・センターというものがあります。2006年9月号に掲載予定の論稿、「20世紀から21世紀のリーダーシップを占う」は当センターがイニシアティブを取って進めた研究の成果を著したものです。

この研究で実施した調査は、ここ100年で出現した偉大なリーダー1000人を分析の対象としています。この規模の大きさはハーバード・ビジネス・スクールならではといえましょう。研究ではリーダーシップについて類型を試みたところ、3つのパターン、「起業家タイプ」と「管理者タイプ」、そして「リーダータイプ」に分類されました。

さらに論稿では、それぞれの時代において、リーダーシップに影響を及ぼす6つの要素、政府の規制、人口などを紹介しています。この要素のうち、どれが強い影響を与えるのか時代によって異なるといいます。影響を与える要素によって、起業家タイプ、管理者タイプ、そしてリーダータイプと、タイプによって行動の仕方が変わってきます。

多くの企業が過去の実績のよし悪しで次期CEOを指名するなか、大切なのは時代を意識し将来に照らし合わせることです。その人物は要素からどのような行動をとるのか、そしてその人物が本物のリーダーであるのかどうかを見極めることだといえます。

100年間の時代の変遷が簡潔にまとめられていて、アメリカにおける変化が年表で整理されています。今すぐ仕事に生かせるような話ではないのですが、教養としておもしろく読める論稿なのではないでしょうか。(魚谷 武志)
posted by ダイヤモンド社 at 22:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 記事
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