前回、私はこのブログで東京大学のものづくり経営研究センターにお邪魔した話を書きました。そこで、日本の産業にはまだまだ目を向けなければならないところが残っていることを感じました。生産現場に比べると、在庫などはほったらかしにされている問題のひとつです。このように改善すべき事項はたくさんあるのだということを今日はお話しようと思います。
生産性という点に注目すると、著しく遅れを取っているのはホワイトカラーだといえます。以前と比べて効率が悪くなっていますし、私たちは問題にすることすら忘れています。例えば、銀行の支店窓口業務の効率の悪さはひどいものがあります。しかも土曜日は休みです。もう少し、効率をよくして、生産性をあげることで、よりよいサービスを提供できるようになるのではないでしょうか。
銀行に限ったことではないのですが、ITを導入したことで、仕事を効率化したと思い込んでしまうケースも見受けられます。1ページの文字だけで事足りる企画書をパワーポイントで作ってどうするのでしょう。しかも数ページにわたっているので、読むほうも大変です。私はマイクロソフトには製品を作るだけでなく、使い方を一人ひとりにきちんと教えていただきたいですね。
話は変わりますが、近年、ニートに関して議論されることが増えました。私は思うのですが、働かない人のことを問題だと言うよりも、まずは働いている人の生産性を議論することが大切なのではないのでしょうか。ロハスだとか言っている場合ではないのです。高齢化、少子化といった問題は制度を変えることだけではだめなのです。全産業の生産性が高まらない限り、充分な解決にはなりません。今、私たちが取組むことは、より生産性を上げることだと思っています。改善を重ね、もうこれ以上、上げる方法がないようなところでも、見方を変えるだけで改善する余地はあるはずです。(岩崎卓也)
2006/07/07
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