2006/05/20

顧客の購買可能性を推定

顧客がどの製品をいつ買うか、顧客行動を予測することは難しいことです。今月号の特集で取り上げた論稿、「いつ、だれに、何を売るかを知る方法」は、最近さまざまな分野で広まってきている統計手法をマーケティングの世界に応用したものです。

今回紹介する論文で、執筆者のクマーらは独自のモデルを紹介しています。このモデルは「ベイズ推定」と呼ばれる考え方をベースにしており、ある顧客が、ある製品を、あるタイミングで購入する可能性を推定することができるのです。このような推定はモデルのなかのパラメーターを求めることで可能になります。実作業は、企業のデータをこのモデルに入れて、〈Gauss〉などの統計処理専用ソフトウエアを使うことで、パラメーターを推定することができます。パラメーターがわかれば、数式に値を入れることで「顧客が購入する可能性」の値を求めることができるわけです。

ただ、統計モデルを利用する場合、自社のパターンがこのモデルに適合するかどうか、事前に過去のデータを使って調べておくことが大切です。もし、合わないようでしたら、理由を考え、データの収集方法を変えるか、別のモデルを探さなければなりません。それには、まずはベイズ理論の理解が必要になってきます。そこで、今回の「FROM the EDITORS」では、ベイズ統計学入門の書をいくつか紹介しました。当編集部でも最初は難しいと感じていましたが、何冊か読むうちに少しずつ理解度がアップしたように思います。渡部洋『ベイズ統計学入門』(福村出版)など、わかりやすいとされている書籍を中心に紹介してあります。よろしければご参考にしてくださいませ。
posted by ダイヤモンド社 at 00:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 記事
この記事へのコメント
どのタイトルの書籍を購入すれば、タイトルにある「顧客の購買可能性を推定」を読めるのですか。お教えください。ブログでは「FROM the EDITORS」としていますが。
Posted by 高橋 伸治 at 2008年07月28日 18:17
高橋 伸治 さま、

お問い合わせ、ありがとうございます。
顧客がどの製品をいつ買うか、顧客行動の予測について書かれた論文、
「いつ、だれに、何を売るかを知る方法」は、
2006年6月号「顧客「再発見」のマーケティング手法」で
お読みになることができます。

2006年6月号「顧客「再発見」のマーケティング手法」は
▽こちらからお買い求めになれます。
http://book.diamond.co.jp/cgi-bin/d3olp114cg?isbn=059690606

「FROM the EDITORS」では、この論文の基本となる
ベイズ理論に関する書籍を紹介しています。
もちろん、2006年6月号にも掲載されていますが、
FROM the EDITORSの文字をポチッとクリックしていただくと、
詳細ページに飛びます。
『ベイズ統計学入門』(福村出版)のほか、
『統計学を拓いた異才たち』(日本経済新聞社)、
『MBA定量分析と意思決定』(ダイヤモンド社)など、
統計に関する本を紹介しています。
Posted by スタッフ at 2008年07月28日 21:27
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※半角英数字のみのコメントは書き込みができないようになっています。

この記事へのTrackBack URL

※半角英数字のみのトラックバックは受信されないようになっています。