2006/03/03

2006年4月号 オススメ記事は脳科学

次月号の発売は一週間後の3月10日の予定です。先にお伝えしたとおり、特集は「意思決定の科学」。なかでもオススメしたい論文は、

「最新研究が教える「無意識」の力
脳の意思決定メカニズム

リーダーが意思決定をくだす過程においては、理路整然と問題を把握し、方法を検討し、データを集め、さまざまな選択肢を比較するといったステップを経て、結論に至っていることでしょう。とかく、正しい意思決定は冷静さから生まれると考えられがちです。
でも、本論ではこの考えを真っ向から否定しています。結論は、「感情面における自己認識が意思決定にきわめて重要」、要するに冷静さだけじゃなくて、感情も意思決定に絡んでいますよ、ということなのです。
ならばどのように関わっているのか? それについては、「恐怖」「嫌悪」「快楽」「信頼」といった感情に関し、脳のどこの部位が関連しているのか。意思決定とのかかわりはどうなのか。脳内物質の分泌についてメカニズムなどを交えて、明らかにしています。
〈脳スキャンの現状、脳機能の詳細はようやく明らかになり始めたばかり〉といいながらも、紹介される情報は脳のメカニズムに関する先端分野でのお話し。手前味噌で恐縮ですが、なかなか興味深い内容になっています。

ビジネスのうえで、これらを知ることが何の役に立つのでしょうか。思うに、自分のなかに、ある感情が湧き上がってきたと感じたときは、どこから生じたものなのか、状況との関連はどうか、といったことを軸に自分の内部を観察することが大切なのです。本論文で語られているメカニズムを理解することで、より正確に観察できるようになります。そうすることで、己の感情を意思決定の過程でうまく利用し、よりよい決定ができるようになるでしょう。
posted by ダイヤモンド社 at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※半角英数字のみのコメントは書き込みができないようになっています。

この記事へのTrackBack URL

※半角英数字のみのトラックバックは受信されないようになっています。