2006/01/13

今月号の注目記事

2006年2月号の特集『「兵法」のリーダーシップ』では、6つの論考等を掲載しています。そのなかで印象に残ったものをひとつだけあげるとしたら、どれになるでしょうか? 歴史が好き、という方は「『三国志』のリーダーシップ論」(成 君憶)をあげるでしょうし――それぞれ人によって異なってくると思います。編集長の岩崎の答えは

「AAR:アメリカ陸軍の学習法」

でした。もちろん、前提には「どの記事も全部が印象深い」ということがあるのでしょうけれども・・・。
それはさておき、AARはafter action review(事後検討)の略。もともとはアメリカ陸軍で培われてきた手法です。驚きなのは、紹介されているアメリカ陸軍の部隊「OPFOR」(常設仮想敵部隊)の強さ。この部隊は設定された状況に応じて、敵の正規軍、暴徒、テロリストなどの役を演じ、アメリカ軍の各部隊と擬似対戦をすることを任務としています。兵力、装備の面ではOPFORが劣勢なのに、決まって勝つのはOPFORのほう。なぜそんなに強いのか? その秘密がAARの活用にあるわけです。

このAAR。アメリカの産業界ではすでに広まっています。しかし、使い方を間違えているため、期待通りの成果が上がっていないのが現状なのです。そこで、本論考では本家であるアメリカ陸軍OPFORを徹底解剖して、ビジネスに応用するためのコツを解説しています。
活用方法の詳細は本文を読んでいただくとして、編集長の岩崎が共感した点は――。

「厳しい批判精神を養うことが大切。今の日本企業には、健全な批判精神が欠けている場合もあるのでは?」

ということです。「ホメて部下を伸ばす」ことがもてはやされている今日。どことなく甘さが漂い、部下が同じ間違いを繰り返していることに疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。OPFORの厳格さを味わうことで、より強靭な体質を作り上げるためのヒントを得られることが期待できます。
〈企業はなぜ学習しないのか〉〈単なる「会議」にあらず〉など、耳が痛くなるような言葉も出てきますがオススメです。
posted by ダイヤモンド社 at 12:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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